3Dプリンター 持ってない

K6ARK Adamさんはご自身のホームページで3Dプリンターで製作するパドルなどを紹介されています。データーも公開されているのでプリンターがあれば容易に製作を楽しめそうです。多くの方がこのパドルを制作して動画を上げています。
機構部分をプリンターで成形するため、接点部分など一部に金属部品を取り付ける構造になっています。その技工のうち、応用できそうなところを使わせていただき、アクリル板の工作でパドルを作ってみました。
参考にした技工は、①プラスチックの穴にリード線をイモネジでねじ込むことで接点としているところ。②レバーに弾性を持たせるためその一部を薄く成形しているところ。③ステレオジャックを組み込んで接点との接続を簡略化しているところ。④レバーの接点を受けるGNDに接続される端子部分にビスを使用し、プラスチックの本体にねじ込んで成形しているところ。 これらの技工を使うことでアクリル板工作でも容易にパドルが作れると考えました。

今回の思い付きで最初に作ったパドルです。Adamさんの技工を真似て作りました。3Dプリンターでの作品の形は真似ていません。Adamさんの技工を使ったらどんなパドルになるだろうと製作し、しっかり動作してくれたのでアクリル板を曲げてカバーを取り付けています。
これでも十分に使えるパドルですので、形に拘らなければ、こちらの方が作りやすいと思います。

何度も作り直し、最終的に出来上がったのが上のパドルです。3Dプリンターで作るものに近い外観になったと思います。

アクリル板を2枚重ねて張り合わせ、2mmΦの穴を開けてから3mmのタップを切りました。これをバーの間に設置し、GNDの端子としましたが、このアクリル板の台部分がレバーと干渉するため細くなるよう削る必要がありました。
そのため、次の製作では台になる部分はアクリル板を1枚とし、基板部分にも通るようなタップを切り、ビスに厚めのスプリングワッシャを噛ませて高さを得るような構造に変更しました。

機構的には同じなのですが、上下のパネルで機構部分を挟み込もうとすると支えとして使っているスペーサーがレバーなどに干渉してしまい、うまくいきませんでした。四隅をスペーサーで囲む構造は諦め、3本のスペーサーで囲む構造にしました。
上下のパネルで挟み込むことをしなければ、機構部分だけでうまく動作します。